こんにちは!士業支援部・
今回から、数回に渡って「労災に関する最新の情報」
今回は法律事務所様向けにお送りしたご案内を共有いたします。ぜひメルマガも無料ですのでご登録下さい!
はじめに
2020年から新型コロナウイルスにより人の動きが減ったこと、
ぜひ、
押さえておきたい労災の基礎情報
皆様、
企業法務に注力されている先生は顧問先から質問が来ているのではないでしょうか。
新型コロナウイルスで労災の対象となるのは下記3つです。
- 感染経路が業務によることが明らかな場合
- 感染経路が不明の場合でも、感染リスクが高い業務に従事し、それにより感染した蓋然性が強い場合
- 医師・看護師や介護の業務に従事される方々については、業務外で感染したことが明らかな場合を除き、原則として対象
感染リスクが高い業務の例
- 例1:複数の感染者が確認された労働環境下での業務
- 例2:顧客等との近接や接触の機会が多い労働環境下の業務
それでは、新型コロナウイルスにおいて、
労災保険の種類は3つ
①療養補償給付
- 労災指定医療機関を受診した場合:
原則として無料で治療を受けることができる - 労災指定医療機関以外で治療を受けた場合:
一度治療費を負担し、労災請求をすることで、 負担した費用の全額が支給される
②休業補償給付
療養のために仕事を休み、賃金を受けていない場合、
- 給付日:休業4日目から
- 給付額:休業1日あたり給付基礎日額の8割(
特別支給金2割含む)
③遺族補償給付
業務に起因して感染したため亡くなった労働者のご遺族の方は、遺族補償年金、遺族補償一時金などを受け取ることができる
最新労災ニュース
①COVID-19労災、4分の3強を医療介護系が占める
「2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
同統計によると、COVID-19による労働災害(以下、
一方、飲食店のCOVID-19による死傷者数は79人と、
2021年4月30日の日経メディカルより
新型コロナウイルスも労働災害に認定され、
出典:厚生労働省による「令和2年労働災害発生状況の分析等」
医療従事者向けの支援制度もありますので詳しくは下記をご覧くだ
新型コロナウイルス感染症対応医療従事者支援制度
また、飲食店では業務との因果関係の立証が難しいため(
②「ヘルパーからコロナ感染」遺族が事業所を提訴 広島
「新型コロナウイルスに感染し、
原告側は、感染させたのはヘルパー以外に考えられないと主張。
2020年10月2日朝日新聞より
新型コロナウイルスに感染したヘルパーが利用者である高齢者に感
その後ですが、
「運営会社は女性の死亡について遺憾の意を表し、
2020年10月12日 中國新聞より
結果、和解したそうなのですが、
弁護士1名で労災で年間受20件:最新の労災セミナーを開催いたします
今回はセミナーでご紹介したコロナ禍においての最新の労災情報を
現時点で労災の死傷者は13万人。
労災はまだまだ弁護士の関与が少ない分野です。
労災事故で辛い思いをしている被災者に適切なサポートを届けてい
労災に取り組まれて、弁護士1人・
本セミナーではゲスト講師である河口法律事務所様が2019年3
以上です。ここまでありがとうございました!